今回の授業では、「原核細胞における転写調節」をテーマに取り扱いました。
例年、多くの生徒がつまずいてしまうこのテーマ。「原核細胞ではどのようにして転写を調節するのか」という目には見えないものをイメージすることが苦手と感じる生徒が多いようです。
そのため、まずは教科書を読みこみ、記載内容を自分たちなりに解釈していく時間を設けました。

個別で教科書を読み込み、その後、お互いの考えやイメージを、教科書のイメージ図を用いて共有する様子がうかがえました。
「〇〇はここではたらくから□□になるんだ」「あぁ、だからそうなるのか」周りの考え方にふれることで、新たな視点・考え方を見つけることができます。

教科書の記載が難しくややこしいと感じてしまう生徒も多くいますが、しっかりと情報を読み取り、整理をしていくことで深い学びを実現できます。また、考えを深める最中には、新たな疑問や他の分野とのつながりに気づくこともあります。
生徒たちにはぜひ「情報を読みとって、整理・活用する力」を身に着けてもらいたいと思います。