学校長挨拶

総持寺キャンパスで
未来社会の担い手を育てる

追手門学院は、「独立自彊・社会有為」という教育理念を掲げています。そして、本校では、「独立自彊・社会有為」を体現する人物を育てるために、まずは、どんな人に入学してほしいのか、また、どんな方法で、どんな力をつけていくのかをスクールポリシーにまとめています。 私学に通うということは、その学校の理念を理解し、その学校独自の「文化」の中に身を浸して人としての成長に向かうことです。学校選びの最大のポイントは、どういう学校文化の中で生活できるのかということにあります。 あなたを成長・成熟に導き、楽しく充実した日々を送れる学校を選ぶことが肝要です。学びと成長のコミュニティである本校に入学され、あなた自身が成長に向かわれると同時に、追手門文化を共に発展させる力となっていただくことを期待しています。

校舎に入った瞬間、生徒は学校の今日を作るメンバーとして、毎日マインドセットの更新をして教室に向かいます。
学校に来られたお客様も、自然と学校の一員として校舎内の空間を感じていただけるのではないでしょうか。 先の見通しが利かない現代社会。大切なのは時代や社会の変化に対応するだけではなく、自らその変化を作っていける人、また、人生100年時代を豊かに生きていく人としてのベースとなる力の育成であり、新校舎はそれらを実現するための設計になっています。校舎建設がもう5年早かったならば、このようなデザインの校舎にはなっていなかったかもしれません。

かつての学校は、生徒たちに対して一斉に同じペースで、同じ教科書を使って、教科書の内容を理解させることに力点が置かれていました。新校舎は、そういった教員側の都合に合わせたものではなく、学びの中心を生徒に置いた取り組みができるように設計をしました。授業内でリフレクションを行うことを徹底し、「個別の学び・協働の学び・プロジェクト型の学び」の3つの学びが機能するよう、教室内だけではなく、校舎内のいたるところで学ぶことができるのが大きな特長です。

私たちは、八束周吉先生の「新しく国を築かん」というメッセージを心に刻みながら、総持寺の地から日本の教育を変える、という強い思いをもって教育に取り組みます。

生徒・保護者・卒業生の皆さまはもちろん、学外の教育関係者や地域の方々にもオープンな校舎ですので、ぜひこの校舎を活用した教育に関わっていただき、新たな追手門学院中・高等学校を共に築いていただければ幸いでございます。

追手門学院中・高等学校 学校長
木内 淳詞