School Topics

2022.07.14

【探究】生徒取材記事

「熱中」と「対話」がうみだすのは、ネットでは教えてくれないモノだった。

遠回りするからこそたどり着ける領域がある。

グループワークを通して学んだことのひとつに「すぐにネットに頼らない」というものがあります。今の時代、グーグルで調べればほとんどの答えを一瞬で知れますよね。ただチームで考える時は、まずメンバー同士で話し合いをすることで、あえて解答までの遠回りすることを選択しています。そうすることで、おしゃべり好きな私にとって楽しい時間になるだけでなく、最短距離で答えにたどり着くのでは得られないたくさんの情報やアイデアに出会えました。仮に導き出した答えがネットと同じだったとしても、そこに至る過程と対話の時間がとても大切だと思います。

探究の授業などで、複数人でプロジェクトを進めていると、他人の意見に耳を傾けるのが重要であることを実感しました。なぜなら自分の常識がみんなの常識だとは限らないから。例えば私が幼い頃から親しんだ『火水木(=ヒミズキ)』という鬼ごっこに似た遊びがあります。これをやろうと友だちに提案したのですが、名前すら聞いたことがない人がたくさんいました(笑)。あの時はそれぞれにベースとなっている経験が違うということを痛感しましたね。大阪という狭い場所の中だけでも、そういった地域差があるということは、育った家庭環境や受けてきた教育、土地・国の文化によって、それぞれの“当たり前”は変化するということ。だから自分の常識だけにとらわれることなく、他人の意見も尊重できるよう、これからも心がけたいですね。