School Topics

2022.06.27

【探究】生徒取材記事

正解も間違いもない世界で、マイナス面を長所に転換!

正解のない世界で見つけた、自分の知らなかった一面。

探究の授業で印象に残っているのはレゴブロックを使ったグループワークです。実際の内容は、同じひとつの作品をみんなで観察し、それぞれに説明していくというもの。発表を聞いていると、色やカタチなど、それぞれに着目する部分が違うことが分かります。つまりまったく同じモノでも、人によって捉え方は変わるということ。これまでは「ひとつの問題に、ひとつの答えがある」と思っていたので「正解はない。間違いもない」という考え方に戸惑いはありました。ただ今はどんなことも発言できて、それをみんなが受け入れてくれる探究の時間がとても楽しいですね。もともと会話が苦手だったのに、いつの間にか自分から周りの人たちに話しかけるように変わったのも、この環境のおかげ。昔の自分だったら思いつかないような発想を持てるようにもなったと思います。

僕自身を一言で表すと「マイペース」だと思います。もともとはこの性格をマイナスのイメージで受け取っていました。でも探究でいろいろなプロジェクトを進める中で分かったのは、別の角度から見ればプラスに考えられる面もたくさんあるということ。例えば余裕を持って生活ができるという点です。心にゆとりがないままに、慌てながら暮らしていると、重大なことまで見落としがち。大切なのはどんなハプニングがあっても焦らない姿勢だと思います。冷静に考えればたいしたことではないにもかかわらず、無意識のうちに考え過ぎている自分に気づけました。内面を見つめ直し、マイナス面を長所に転換できたことで自己肯定感も上がったと思います。これからも自分が知らなかった一面をもっと探していきたいですね。