SATOYUHEI SATOYUHEI

探究科 佐藤佑平

SCROLL

TEACHER

2022.11.04UP

主役は生徒たち。先頭で導くのではなく、ともに歩んでいく。

PROFILE

佐藤佑平 探究科

  • 出身

    大阪府大阪市

  • お気に入り

    純喫茶

  • 授業でもっとも大切にしていること

    空気感・多様性

Theme1

探究が磨くのは、“前の段階”。
夢のひとつが叶った1年間。

僕が新卒で追手門に赴任して、今年で4年目になります。当初は数学だけを教える予定でしたが、探究も担当することとなり、働き始める時のイメージとは違ったカタチで教師生活を過ごしてきました。そもそも僕が教師を志した理由のひとつが「他人の人生に、直接的に関わりたい」ということ。高校3年生の担任を受け持った昨年度は、その夢を叶えることができた1年間でした。進路指導をする上では、僕のひと言が生徒の将来に大きな影響を与える可能性があります。だから慎重に言葉を選ばなければならないプレッシャーと、やりがいを感じましたね。卒業式を迎えるまで本当にあっという間でしたが、生徒たちの自信に満ち溢れた姿を見ていると、教師冥利につきる気持ちでいっぱいになりました。とても充実した日々でしたね。

最近、他の教科の先生に「探究のおかげで、生徒たちの自己発信力が磨かれている」と言われる機会が増えました。もちろんそれも成果のひとつではありますが、むしろ探究によって培われているのは、その前の段階にあるものだと思います。つまり他者との関わりの中で、自分自身を知り、認めるということ。探究では同じ課題に取り組んだとしても、それぞれのアウトプットはまったく異なります。そこから互いの違いを知り、また自分自身を理解するように働きかけてきました。その結果、多くの生徒が自分を客観視できるようになったと感じています。それは大学に提出する志望理由書に目を通すことで、はっきりと実感できましたね。

多くの生徒が
自分を客観視
できるようになった

Theme2

正解のない世界で、
同じ目線に立ち、ともに取り組む。

僕が探究のプログラムをつくる時は、授業で展開する前に、他のメンバーにプレゼンして、アドバイスをもらうようにしています。やはりひとりだけで完成させてしまうと、僕以外の先生がファシリテーションをする時に、よい結果が得られません。そうならないように、積極的に意見交換をしながら、メンバー全員に関わってもらい、教師全員の個性を集結させたものをつくることを目指しています。ちなみにこの方法論は、国語や数学といった一般の教科にも応用できるというのが僕の考え方。そもそも我々教師の考えは、自分が学生時代の経験に基づくことが多く、それだと問題解決のアプローチにも偏りが生じがちです。その結果、生徒たちの思考の幅を狭めてしまう可能性もあります。教師間でコミュニケーションをとり、教育観を共有する。その繰り返しが授業のレベルを高めていくと信じています。

学校現場では「生徒第一」という言葉がよく聞かれます。しかし実際は、教師が先頭に立ち、生徒たちを導いてしまっている場面が多いのが現実です。そこで僕は常に「学校という環境では、生徒こそが主役だ」ということを忘れないように意識しています。授業を進める上で大切にしているのも「生徒と同じ目線に立ち、ともに取り組んでいく」という感覚。当然ながら数学においては、生徒よりも僕の方が圧倒的に知識を持っています。しかし探究においてはまったくそんなことはありません。正解のない世界の中でうみ出される生徒たちの発想には、いまだに驚いてばかり。いつも「僕も負けられない!」と思いながら、一緒に活動を進めていますよ。

生徒たちの発想には、
いまだに
驚いてばかり

PAST 過去

小学生の頃は何よりもアメフトが大好きな少年でした。どうすればもっと上手くなるのか、どうすればもっとチームが強くなれるのかをずっと考えていて、今以上に探究していた記憶があります。

PRESENT 現在

2022.06.27

FUTURE 未来

いくつになっても今その瞬間を楽しめる大人ではありたいなとは思います。そのためにも今だからできること、全力で取り組むことは大事にしていきたいですね。

FAVORITES

THE ROLAND SHOW

Youtubeでこれだけ観てます。オススメです。

MY ITEM

よく綺麗だと褒めてもらえる部分です。親に感謝です。

VOICE

01

教育業界のココを変えたい!

できるかできないかで考えるところ。

02

追手門学院中・高等学校にコレを導入したい!

企業や社会との繋がり。本物に触れる機会。

03

生徒や保護者のみなさまに言いたい!

「どうせできない」ではなく、「どうすればできるのか」を共に楽しみながら考えていけたらいいですね!

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