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数学科 金山尚史

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TEACHER

2022.08.25UP

「学び」は楽しいもの。そこからたどり着いた“宿題ゼロ”の教育。

PROFILE

金山尚史 数学

  • 出身

    徳島県徳島市

  • お気に入り

    秦基博、コーヒー、自転車

  • 授業でもっとも大切にしていること

    対話

Theme1

「学びたい」と願うマインドを醸成し、
教育理念を体現する。

私が教師を志した理由は「学校という場所が好き」だから。もちろん、自分の学生生活を振り返ってみると、決して楽しいことばかりではなく、またみなさんが想像するようなキラキラしたものでもありません。しかし「学校」という場所を通して、さまざまな出会いや経験、気付きを経て、成長につながっていると感じています。新卒で追手門に赴任し、今年で10年目。現在は数学と探究を担当しています。そもそもこの学校を選んだのは「独立自彊・社会有為」の教育理念に惹かれたから。これは“教え込み型”の教育では成し得ないもの。だから常に生徒たちの声に耳を傾け、自主的な学びが身につくように心がけています。

数学の授業で意識しているのは「学びたい」と感じるマインドを育てること。本来「学び」というのは、子どもたちにとって楽しいものであるはずです。「1ヵ月前にできなかったことができるようになる」や「5分前まで知らなかったことを知っている」といった体験から得られるポジティブな感覚を大切にしてほしいですね。その具体的な手法のひとつとして、私は授業やテストの振り返りを除いて、宿題を出しません。一人ひとり生徒の課題となる箇所は違うのに、全員に同じ課題を出して意味があるのかと違和感を覚えています。“やらされている”という気持ちで取り組むのではなく、自ら考えた課題に取り組み、それを1つずつ乗り越える。その経験こそが成長へとつながっていくはずです。与えられることが当たり前だった生徒たちが不安を感じることもあるようですが、その気持ちを汲みつつも前向きなチャレンジをサポートするのも教師である我々の役目だと思っています。

自ら考えた課題にに取り組み
それを乗り越えることが
成長へとつながる。

Theme2

論理的思考力を養い、
さまざまな問題を解決できる力を。

生徒たちから「数学って社会に出てから役に立つの?」と問われることがあります。自分のように教員になったり、研究者にならなければ、直接的に関わる場面は少ないかもしれません。しかし数学の授業で学ぶべきなのは、教科書にある公式や定理を覚えることではなく、それらを活用して問題を解くプロセスで必要となる論理的思考力です。ものごとの「なぜ」に注目し、論理的に考える過程を通して、様々な課題を解決する力を鍛えることができます。授業では、「疑問」や「気づき」がうまれる問いかけや課題の設定、協働的な学びを通した生徒の成長を意識していきたいですね。

私が探究を担当するようになったのは今年度から。今まで教えてきた数学は、答えがひとつに定まっていますが、探究はそうではありません。決まった正解がないという自由度の高さと、それが故の難しさ、そして面白さを感じています。またそれぞれの知らなかった一面に出会えるのも重要なポイント。彼ら・彼女たちはみんな、自分のクラス以外にも、部活動などの課外活動や学校外での活動、家庭などぞれぞれのコミュニティの中で日々を過ごしています。そのすべてを垣間見ることはできませんが、それでも数学の授業とは違う表情を見られるのは新たな発見がありますね。そのように、これまで知らなかった表情や価値観などを知れるのは、探究を受け持つ醍醐味のひとつ。できるだけ全員の新しい部分を引き出していきたいと考えています。

数学の授業とは違う
表情を見られるのは
新たな発見がある。

PAST 過去

レゴ、プラレール、ジグソーパズルが大好きな子どもで、没頭していた記憶があります。数学好きはここから始まっていたのかもしれません。

PRESENT 現在

2022.06.16

FUTURE 未来

どんな状況であっても、その時々の変化にしなやかに対応して生きていける人でありたいです。

FAVORITES

秦基博

大学生の頃は毎日のように聴いていて、今でもよく聴きます。何となくモヤモヤしていた当時の自分に、歌詞に込められたメッセージが突き刺さりました。また、ライブに行きたいなぁ。

MY ITEM

土屋鞄のプロダクトたち

鞄はもちろん、キーケースやペンケース、財布や名刺入れなど気が付けば、土屋鞄の製品に囲まれていました。一番古いものはキーケースで、手入れをしながら10年以上使用しています。これからも経年変化を楽しみながら、お気に入りのモノを永く使いたいと思います。

VOICE

01

教育業界のココを変えたい!

生徒も教師も、もっと“余白”が必要だと思います。常に何かに追われている状態から脱却したい。何もない時間がなにかを生み出すきっかけになると思う。

02

追手門学院中・高等学校にコレを導入したい!

2学期制・教科研究室

03

生徒や保護者のみなさまに言いたい!

大人でも子どもでも関係なく、お互いの個性や強みを認め合って、人として共に成長していける関係でいたいと思っています。

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