Theme1
ラグビーのために、毎日2時間の通学。
チームのために、プレー以外にも意識を。
父と兄の影響で私がラグビーをはじめたのは、小学校4年生の時。中学校までは京都にあるクラブチームに所属し、高校に入ってもラグビー部に所属しています。中学の時に京都選抜として全国大会まで進んだ経験もあり、高校でも強豪校でラグビーを続けたいと思って調べる中で知ったのが追手門学院でした。家があるのは滋賀県で、毎日約2時間をかけて通学しています。朝練があるので、5時40分頃には起床して、学校から帰宅するのも8時くらい。ただし追手門のラグビー部は、練習時間が「2時間」と決まっていて、帰る時間がバラつかず、親に心配をかけずに済むことも入学を決める理由のひとつとなりました。
私はもともとバックスだったのですが、中学時代に同じポジションに上手な後輩が入ってきたこともあって、今はフォワードをやっています。本来、身⻑が高くて体が大きい人が向いているのがフォワードで、私はその両方に自信がありません。でも今はこのポジションが好きになったので、このまま極めていきたいと考えています。プレー面以外で意識しているのは、休憩時間に率先してチームメイトにお水を配ったり、道具を片付けたりするなど、チームの役に立つためのサポートをすること。最近ではその姿勢が部活の領域を超えていって、家族や友人、さらにまったく知らない人に対しても、その人の次の行動がうまくいくように先回りしてやっておくことが習慣となりました。人から感謝されたり、誰かの役に立てることが嬉しいので、これからも続けていきたいです。
その人の次の行動が
うまくいくように
先回りしてやっておく


Theme2
ラグビーを続けるか否か。
問題に直面し、思いを馳せるよりよい未来。
探究の授業で今進めているのは『模倣』というプロジェクトです。これは題材となる写真を元に、自分たちなりにそれを真似て写真を撮るというもの。これをチームで進めていく中で、「この人は、こんなキャラだったんだ」といった仲間の知らない一面が見られてとても新鮮でした。私はもともとは恥ずかしがり屋な性格。これまで何か新しいことを始める時には、否定的に入ったり、みんなが盛り上がっているのを外から見たりすることが多いタイプでした。しかしいくつかのプロジェクトを経験することで「積極的に参加した方が楽しい」ということに気づき、今では自分からアイデアと出したり、チームのために動いたりできるようになっています。ひとりで斜に構えているより、みんなで一緒に楽しくものごとを進めた方がよっぽどいいですよね。
卒業後は大学に進学して「柔道整復師」の資格をとり、将来的にはスポーツトレーナーとして働くのが私の夢。オリンピックやワールドカップに選手と帯同し、チームの一員として勝利を掴み取りたいと思っています。以前は女子ラグビー部のない学校を目指していたこともあり、大学では資格取得に向けて勉強に励もうと思っていました。しかし最近は、やはりもう少しラグビーをやりたいと思って、迷いが出てきています。振り返ってみると、2年生の時に足の肉離れを起こして、思うように走ることができない悔しい日々を過ごしました。その後3年生になって、今では昔よりも体力もつき、走れるようになって、改めてラグビーが楽しいと感じています。高校でラグビーを辞めるのか。大学でも続けるのか。とても悩ましい問題に直面していますが、あと少しこの学校でプレーに集中しつつ、よりよい将来につなげられるように模索していくつもりです。
斜に構えているより、
一緒に楽しくものごとを
進めた方がいい

