校長ブログ

校長 木内 淳詞 Junji Kiuchi

2019.04.08

新生追手門学院中・高等学校入学式

 前日の夜から降り出した雨が、明け方にようやく上がり、開式の頃には、気持ちの良い青空が広がっていました。もう、私のことを「雨男」などとは呼ばせません。
 建物が完成した段階での学校は、まだ椅子も机も入っておらず、美しくはあるけれども、学校という感じがしないものでした。しかしながら、椅子や机が運び込まれ、シェルフに本が並べられ、先生方の活気ある会議が始まり、生徒たちが登校して校舎に魂を吹き込んでくれると、一度に学校の様子が変わって、追手門らしさが表れてきました。総持寺においても、生徒たちの活気あふれる追手門は変わりません。
 たくさんの新入生とご家族の方に、本校の歴史的な時間を共有していただき、無事に、大きな船の形をした新校舎が大海に向けて船出をいたしました。嵐の日もあるでしょう、また、鏡のような海面の日もあるでしょう。それでも、今後やってくる一日一日が、新たな追手門学院中・高等学校の歴史として刻まれます。私たちの学校は生徒諸君と保護者の皆様、そして私たち教職員の力で作り上げられます。学校づくりのメンバーとしてぜひお力を貸してください。
 上の写真は、エントランスにあるディスプレイ。意外とこの前で写真を撮られるご家族が多くみられました。考えてみますと、この表示があるのは、今日の一日だけ。貴重な写真であるかもしれません。
 下の写真は、八束周吉先生のモニュメントです。初代学院長で、学院歌の作詞をした方としても、記憶にとどめておいていただけますと幸いです。