校長ブログ

校長 木内 淳詞 Junji Kiuchi

2018.11.08

避難防災訓練

 地元の消防署にご協力いただき、地震が発生したという想定で避難防災訓練を実施しました。
 訓練というのはその意義を理解してしっかり取り組むことが難しい面がありますが、今回は残念ながら学校として課題を残した形となりました。
 想像力を使って、本当に災害が起こったときにはどんな状況になるだろうか、今は落ち着いて避難しているけれども、階段はもっと人であふれて、押したりぶつかったりしてパニックになるのではないだろうか、もっと他に速く避難できるルートはないだろうか、などと考えながら訓練に参加できたでしょうか? そんなことを皆さんに問いかけました。
 6月の地震も大変なものでしたが、今の生徒たちはそれ以上の地震を経験する可能性が極めて高いと言われています。そして、それは今日の午後かもしれない。そんな風に考えながら訓練に参加する人と、何も考えずに参加する人とでは、実際に災害が起こったときの行動に大きな違いが生まれるはずです。
 訓練のための訓練ではなく、想像力を働かせることで、意義のあるものになることを学んでもらいたいと思います。