久しぶりに本の紹介です。
　本校もお世話になっている、熊本大学教育学部准教授の苫野一徳先生と、横浜創英中学・高等学校校長（千代田区立麹町中学校　前・校長）の工藤勇一先生の共著、『子どもたちに民主主義を教えよう』です。
　最近、受験生の保護者の方とお話ししていると、苫野先生の著書を読まれていると言われる方がいらっしゃって、驚くことがあります。そもそも教育とは、良い教育とは？　と問われる教育哲学者の本を、保護者の方が読まれているということに対する驚きと同時に、身の引き締まる思いも致します。大切なお子さんを一定期間お預かりし、民主主義の社会を築く担い手を育てていく学校としては、この本を保護者の方々も読まれているということを忘れずに、心して熟読するべきであると思います。ここで内容は記しません。教員とか保護者とかに関わらず、必読書であると思います。