長崎・対馬への探究旅行も本日が最終日。私が同行するグループは、対馬博物館と朝鮮通信使歴史館に寄り、また万松院に行くコースでした。
　万松院（ばんしょういん）は、1615年対馬を治めていた宗家20代義成（よしなり）が父義智（よしとし）の冥福を祈って創建した寺で、宗家の菩提寺です。こちらでも、ガイドさんの説明により、朝鮮半島と日本の良き関係を保つために、宗義智やその後の宗家の人々がどのような苦労をし、巧みな策を考えたのかを知り、感心することが多くありました。いかに私の中に対馬の歴史に対する知識が欠落していたのかを知り、恥ずかしく思いました。
　また、バスの中でガイドさんから聞いたキャリアに関するお話にも心を動かされました。そして、本校の教育の中で生徒たちに伝えたいことが、そのお話に含まれていることに気づき、大変嬉しく思いました。オンラインでの講演等もお願いできないかと考えています。
　帰りの船に乗る前にも、たくさんの島の皆さまにお見送りいただきました。対馬には実質わずか２日間ほどの滞在でしたが、本校の生徒たちと親切に接していただいたことを忘れません。来年度の高校２年生がお世話になります。本当にありがとうございました。またお会いできますことを楽しみにしています。