校長ブログ

校長 木内 淳詞 Junji Kiuchi

2022.01.12

避難・防災訓練

 本日の4限目に、避難・防災訓練を行いました。
 地震が起こって、その後化学実験室で火災が発生したという想定で、最終的にはグラウンドに避難するというものでした。
 消防の方からコメントをいただきましたが、その後すぐに緊急連絡が入って、現場へと急がれました。いつ連絡が入るかわからないという状況でお仕事をされていることを実感しました。
 私の方からはいつもの話を。この手の訓練の時は、想像力を働かせることが大切です。実際には地震も火災も起こっていないのですが、起こっていることを想像したときに、何を感じるか、何に気づくかということです。そして、そのことを実際に起こった時に活かす準備があるかどうかだと思います。生徒たちはすぐに「こんなことやる意味があるのですか?」と私たちに言います。勉強することに対しても、そうです。しかしながら、意味があるかどうかを決めるのは、事柄ではなく、「あなた」なのです、と言いたいのです。何かが起こった、それをその後に活かす、知恵として蓄積させていくことができれば、そのことは「経験」となり、意味のあるものになります。何も考えず、出来事が「消費」されてしまうのであれば、経験とはならず、知恵にもならず、意味のないもので終わってしまいます。生徒の皆さんにはどれだけ伝わったかはわかりませんが、毎回繰り返してこういう話を続けていきます。