校長ブログ

校長 木内 淳詞 Junji Kiuchi

2021.12.09

中2 道徳の授業

 本日の6限は、中2担任会の先生方からお声掛けいただいて、中2の生徒対象に道徳の授業をしてきました。私のような道徳的でない人間が道徳の授業とは笑
 生徒たちには、「そもそも道徳って何?」「道徳って何のためにあるの?」という問いかけから始めました。授業で慣れているのか、生徒たちは周りの友達と話をし始めました。結構本質を突いた答えが返ってきました。その後、私の方から辞書に載っている道徳の定義を示し、そこから考察を始めました。
 道徳というのは、みんなが快適に過ごすためにあるけれど、誰かが「正解」を持っていて、その人の言うとおりにするようなものではなく、一人ひとりが考えて、行動に移すことが肝であると思います。したがって、どうしてもそれぞれの人の道徳というものが存在し、時にはAさんの道徳とBさんの道徳が対立することもあります。さらに言うと、誰かが別の人に自分の道徳を押し付けるというのは、おかしなことだろうと思います。法律によって縛られるものではないということを考えれば、生徒の皆さんにもわかることでしょう。私の授業はそこを出発点とし、展開していきました。
 やはり生徒を前にして話ができるというのは本当に楽しく、また、その話を生徒たちが聞いてくれるというのは、ありがたいことです。少しでも生徒たちのフックに私の話のどこかの部分が引っかかってくれれば嬉しいですね。