校長ブログ

校長 木内 淳詞 Junji Kiuchi

2021.10.23

読書について

 中学受験生や保護者の方とお話ししていますと、塾に行って勉強するという形だけではなく、お子さんと保護者の方が一緒に勉強されていると伺うことが増えてきたように思います。それも、保護者の方が強制されている様子はなく、親子の間に良好な関係が築かれているように思われます。私の経験では、親子や兄弟の間にはなかなか「師弟関係」は築かれにくいと思うのですが、「教える」というイメージではなく、「共に学ぶ」という関係になっているから、うまくいっているのかもしれません。
 さて、苫野先生が『未来のきみを変える読書術__なぜ本を読むのか?』という本を9月に出版されました。柔らかで優しい言葉を使われていますが、知的レベルは高いので、お子さんと保護者の方が一緒に読んでみられるのもいいかもしれません。私に読書の習慣が身についたのは、父の影響が大きかったと思います。学びや読書のスタイルは様々だと思いますが、親子の関わりの一つの形としてご紹介いたしました。