校長ブログ

校長 木内 淳詞 Junji Kiuchi

2021.05.01

高3の生徒が中1で授業

 高3の生徒が中1の生徒に授業をします。という話を聞いて、3限目の中1の教室へ行ってきました。
 高校3年1組の生徒は、1年生の頃から、「こんなことがやってみたい、あんなことにチャレンジしてみたい」と、わざわざ企画書を作って、学外の人を対象にした取り組みにも挑戦してきました。今度は、中1の生徒たちを対象に授業をしたいということでした。
 今日の授業は、高3の生徒が作った絵本をもとに、スマホやSNSについて考えるというテーマでした。詳しい内容は、HPの中1からの投稿記事にありますが、この活動もまさに「丸郷(まるごう)活動」と言えるでしょう。何度となくHPにも登場しているこの取り組み。大阪偕行社附属小学校(現・追手門学院小学校)の設立者、高島鞆之助先生は、薩摩藩の出身です。薩摩藩では、年長の子どもが年少の子どもの面倒を見るという教育システムがありました。「郷中(ごじゅう)教育」と言います。そこから名前をいただいて、本校では、「まるごうかつどう」、学年を越えて交流をしたり、教育活動を行ったりすることをそう呼んでいます。1学年3クラスの小さな中学校ですが、同年齢の横のつながりに異年齢の縦のつながりを組み合わせることにより、人的交流の幅を広げています。学年の投稿記事は下のアドレスからご覧ください。