校長ブログ

校長 木内 淳詞 Junji Kiuchi

2021.02.20

ダミー本? 閉架の図書

 いつもは開架の本についてだけ紹介していますが、閉架の本もありますよ、ということで、紹介しておきます。写真の上の方が閉架の図書の様子です。開架には、あまり大きな本を置けませんので、大きくて重たい本や全集ものなどは、こちらに収納してあります。生徒たちが日常的に手に取って読むような本は、開架に配置してあります。
 誠に残念なことですが、一部のネット上で、開架の上部にある本が箱だけであり、蔵書が2万冊と言っているのは、虚偽であると投稿をする人、またそれを別の形で流している人がいるようです。私自身は誰が書いているのかわからない匿名の投稿に対しては、反応しないというのを基本姿勢にしています。しかし、卒業生の方や、在校生、さらには受験生の保護者の方からも、心配していただいていますので、私のブログには、この件について、記しておきたいと考えました。
 まず、開架の上部にあるのは箱だけで中に本が入っていないというのは事実です。これは、地震等で高いところから本が落ちてきた時に危険であるからです。デザイン上、天井まで繋がった開架になっていますので、見た感じもいいように、箱だけではありますが、並べてあるのです。同様のデザインの図書館が日本にも海外にもありますが、上の棚までぎっしりと本が並べられていることはありません。
 ネットの書き込みは、「ダミー本」があるのだから、私が2万冊と言っているのは虚偽である、という主張のようですが、もちろん閉架の本も含めて2万冊の蔵書ということですし、新校舎に移転する1年ほど前から全ての蔵書を整理したり、買い足したりして準備をしてきたのですから、私たちが虚偽の情報を流しているはずがありません。せっかく何年もかけて準備を進めてきた校舎について、私たちの意図を考えず、ネガティブな情報を流されるのは、たまったものではありません。私個人もテレビの報道番組でウソをついたという扱いになっており、大変不愉快に思っております。心ある方は、十分にご理解いただいていると思いますが、まずはこのブログで事実と私の考えていることをお伝えしました。