校長ブログ

校長 木内 淳詞 Junji Kiuchi

2021.01.06

美しい空とコロナの状況

 昨日は管理職と一部教員だけの出勤で、入試業務の対応をしておりました。本日は多くの先生方が出勤され、新学期準備をしてくれています。
 年末・年始の寒波により、朝晩の冷え込みが厳しくなり、厚めのコートが必要となりましたが、時折覗く青空と雲の様子がえも言われず美しく、スマホのカメラで撮影してしまいました。
 私は空の観察が好きで、夏の休みの日などは雲が流れていく様子を眺めたり、外国へ行ったときには日本の青空との色の比較をしたりして過ごします。この空が大切な人たちの見あげている空とつながっているのだと思うと何となく元気が出てきます。
 こんな美しい空が地球上のすべての人たちとつながっているというのに、年末年始の新型コロナウイルス感染症の状況は世界中で人々を不安にさせています。この地球全体が同時にこれだけの惨状に見舞われるのは、おそらく人類史上初めてのことだと思われます。もちろん、一部地域だけが戦争をしていたり、災害に遭ったりすることはあっても、南極大陸も含めて地球に住むすべての人が巻き込まれ、苦しんでいるという状況は初めて経験することでしょう。

世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない

という言葉が身に染みてわかるこのコロナ禍の日々。利己的に振る舞うことがいかに自分に利益をもたらさないかということを教えてくれます。