上の写真は、追手門学院130年志です。2018年に大阪偕行社附属小学校が生まれて130年のお祝いをいたしました。この130年志は、追手門の長い歴史の中でも特に変化の大きかった2008年から2018年までの歴史をしっかりと捉え、今後の追手門関係者がその時代を振り返ることで、また新たな一歩を踏み出すために、何度も何度もページを開いてみるようなものにしようというのが編集のコンセプトでした。
　現在進行中の両中高の70年志の編集コンセプトも同様です。

　さて、今日、4月29日は、実は、大阪偕行社附属小学校の創立記念日でした。1892年の4月に、明治天皇が小学校の様子について報告を受けられ、大変お喜びになって、「猶ホ一層精励ソノ実を挙グベシ」という聖旨（天皇の考え）を伝えられました。当時、私立学校が聖旨を賜ることは、非常に稀なことであり、そのような光栄に浴した日のことを歴史に残していくために、4月29日を創立記念日として定めたということです。ご存知のように、昭和になってこの日が天皇誕生日と重なったために、1か月遅らせて、5月29日を創立記念日として定め、現在に至っているということです。
　追手門学院のメンバーとしては、そのような経緯も記憶に留めておいていただきたく思います。