Theme1
自分に合った環境と授業スタイル。
答えのない問いに、チームで向き合う。
僕がこの追手門学院に行くことを決めたのは、オープンキャンパスに参加したのがきっかけ。当時は公立の中学校に通っていて、国語の授業のカタチに楽しさを感じていました。具体的には、クラスメートとチームになって意見を出し合ったり、答えに辿り着くまでのそれぞれの考え方をまとめたりしながら進めるスタイルです。追手門のオープンキャンパスでも同じような形式を体験できて、そのカタチが自分に合っていることを思い出し、進学を決意しました。僕が今いる創造コースでは、机が教室の前を向いているわけではなく、チームごとに“島”になっていて、授業の中で分からないことがあれば、いつでも周りの人に聞けるのが特徴です。また「分からないこともあっても、それが普通」という空気感があるので、とても良い環境だと思います。
授業でディスカッションする議題の中には、答えがないものもたくさんあります。例えば国語の教材である『ごんぎつね』の中で、子狐のごんを撃ってしまった時の兵十の気持ちは、どういったものだったでしょうか。もちろん教科書や問題集には模範となる解答があるかもしれませんが、「自分が兵十の立場だったら?」という設定で考えると、正解はひとつではないはず。その前提でクラスのみんなで意見を出し合うような授業がよくあります。そうすると、同じ物語の同じ登場人物であるのにもかかわらず、出てくる考え方は本当にさまざま。その度に興味深い経験ができていると感じています。
教科書や問題集には模範となる
回答はあるかもしれないが、
正解はひとつではないはず。


Theme2
ワークを通して見えてくる意外な一面。
将来の夢は、時代のニーズに合わせて。
探究の取り組みの中で印象に残っているのは、『マイノリティプロジェクト』です。これは自分の中の“マイノリティな部分”に目を向けるというもの。まずは思いつく「〇〇マイノリティ」を挙げていきながら、ペアで話し合うところからスタートします。僕が考えたのは約束時間よりも早く来る人もいれば、遅刻をしてしまう人もいるし、場合によってはそもそも起きられなかった人もいることに着目した「時間マイノリティ」というテーマです。それぞれのケースを体感できるようなワークショップを行い、その行動に至った「理由」も聞いていくことで、個々が持つ多種多様な価値観や、その人の意外な一面に触れられる貴重な時間となったと思います。
僕は中学の時にパソコン部に入っていたこともあって、まだ漠然とはしていますが「映像クリエイターになる」という夢を持っています。また小さな頃からカメラも大好き。パソコンにも日常的に触れているので、これから取りかかる『卒業プロジェクト』では、動画の撮影から編集に挑戦してみる表現もアリかなと思っています。もちろん現段階では映像制作の知識や技術は足りていませんが、大阪芸術大学の『放送学部』に興味があり、先日もオープンキャンパスに参加してきました。ひと昔前だとテレビや雑誌に出るような一部の人しか情報を発信することができませんでしたが、今はYOUTUBEなどを使えば誰でもできる時代。ただし全体の量が増えて、ほとんどのものは埋もれてしまいます。だからこそ、大学などできちんと勉強をしたいという気持ちが生まれました。これから大阪芸術大学以外にもいくつかの大学の体験入学に参加して、自分に合った進学先を見つけたいですね。
全体の量が増えて、
埋もれてしまうからこそ、
きちんと勉強したい。

