中学3年生の技術では、情報の分野を学習しています。今回は、「EV3」というロボットを用いて、プログラミングによる制御の体験を行いました。
近年、ChatGPTのような生成AIの登場により、「もう人間がプログラミングを学ぶ必要はないのでは?」という声も聞かれるようになりました。ですが、人が“何をしたいのか”“どうしたいのか”を自分の頭で考え、それを論理的に整理することは、依然として重要です。
この「考える力」にあたるのがアルゴリズム(処理の手順や考え方)であり、それをコンピュータに正確に伝える手段がプログラミングです。
生成AIがコードを書くこともできますが、ミス(バグ)が含まれることもあります。そのときに、「どこがおかしいのか」「なぜ動かないのか」に気づけるかどうかは、自分自身の理解にかかっています。
このことは、ChatGPTに日本語の文章を作らせたときに、違和感があれば「これは変だな」と気づけるのと似ています。私たちは日本語の構造や使い方を理解しているからこそ、違和感を感じ取れるのです。同じように、プログラミングの基礎を理解していれば、生成されたコードにも主体的に関われるようになります。
次回以降は、「双方向性のあるコンテンツ」に挑戦します。3台のiPadを接続し、チャットアプリの仕組みを構築していく予定です!



