校長ブログ

校長 木内 淳詞 Junji Kiuchi

2022.10.26

カケハシ・プロジェクト報告会

 本日は、外務省のカケハシ・プロジェクトに参加した茨木・大手前の生徒たちからの報告会を開催しました。写真は、茨木の生徒たちだけです。
 北米との交流のカケハシ・プロジェクトは、HPを見ると、その目的が次のように書かれています。

 「日本と米国との間で、対外発信力を有し将来を担う人材を招へい・派遣し(オンライン交流を含む)、政治、経済、社会、文化、歴史、外交政策等に関する対日理解の促進を図るとともに、親日派・知日派を発掘し、日本の外交姿勢や魅力等について、被招へい者・被派遣者に積極的に発信してもらうことで対外発信を強化し、我が国の外交基盤を強化する。また、参加者に帰国後の訪日経験等の共有や地元での対日理解に資する活動計画(アクション・プラン)を作成してもらうことで、中長期的な対外発信を行う」

 両校の生徒たちは、準備期間においてすでにアメリカの生徒たちとオンラインでの交流をし、また、両校で独自の取り組みもしながら1年余りの時間を過ごしてきました。また、本校からの参加は5名でしたが、定員が決まっていましたので、数十名の参加申し込み者の中で、選考をして選ばれた生徒たちだったということも、記憶に留めておかねばなりません。コロナに翻弄されるような期間もありましたが、ようやく今年の8月にアメリカのテキサス州に行き、福岡の高校生たちと共に、課題に取り組みました。
 生徒たちは、アメリカでの文化の違いや人々のコミュニケーションの取り方の違い、食べ物の量の違いに驚きつつも、それらの違いを肯定的に受け止め、今、日本での生活やこれからの自身のキャリアについて、考えを巡らせているようです。それぞれの生徒はたくましく、自身の感じたこと・考えたことを、簡潔に伝えてくれました。それぞれの生徒が持っている「賢さ」が伝わってきて、私としても非常に楽しく、有意義な時間でありました。