校長ブログ

校長 木内 淳詞 Junji Kiuchi

2021.07.02

梅雨空の下

 蒸し暑くなってきましたね。7月に入って、太平洋側の高気圧が強くなり、梅雨前線が北側に押し上げられて、日本列島にかかってきているようです。今までは北の高気圧が強かったので、晴れても比較的爽やかな感じがしたのですが、また季節が確実に前に進みました。
 私は6月生まれなのですが、1年で一番嫌なのが6月で、やはり雨降りの日が好きになれないのです。蒸し暑くて汗が出て、また、傘をさしていても雨に濡れてしまうことがあり、6月=雨=不愉快という悪い印象が私の頭の中でできあがっているのです。しかし、雨が降っているという状況がどんな人にとっても不快であるわけではありません。私だって、子供の頃には、こんな歌を歌って、雨降りの日を楽しんでいましたから。
 
 「あめふり」
あめあめ ふれふれ かあさんが
じゃのめで おむかい うれしいな
ピッチピッチ チャップチャップ  ランランラン

 この歌、なんと作詞は北原白秋でした。

 雨の日にも私の気持ちを少し元気にしてくれるものが一つあります。雨の中、美しく咲いている花の様子です。上に掲げた写真は、学校の向かいにできたイオンの敷地に咲いている八重のクチナシです。雨のしずくをとどめてキラキラと輝いている様は、何とも言えず美しい。心に浮かんだことを書いてみましたが、こんなことを考えてみることも、本校の学びの中で大切にしているレフレクションや探究につながることだと思います。生徒だけではなく、我々教員がそういうマインドを持つ学校でありたいものです。