中学55期生、高校72期生の入学式を挙行いたしました。
　本校は、正式名称が「追手門学院中・高等学校」とあるように、中学と高校が一体となった学校ですので、入学式は毎年同じ会場・同じ時間帯で一緒に行っていました。1年前は新型コロナウイルス感染症の影響で、入学式どころか1学期のスタートすらできず、キャンパス内の桜の花が寂しく咲いておりました。
　今年度も感染症が落ち着く様子はなく、保護者の方の人数制限をお願いし、さらには中・高の入学式を切り離して別の時間帯に開催いたしました。なんとか本日は朝からいい天気で、時間短縮をした入学式ではありましたが、無事、終了しました。
　やはり、4月に新入生が少し緊張しながら登校してくる姿を見るのはいいものです。式辞の中に盛り込みましたように、本日全くの偶然に出会った同級生が、3年後、6年後に卒業を迎える時には、その出会いがあたかも必然であったかのような思いで卒業してもらいたいと思います。偶然の出会いを必然の出会いへと変えていくのが追手門学院中・高等学校の場であり、人のつながりであることは、総持寺キャンパスに移った今も変わることはありません。