本日は、高3対象の薬物乱用防止教室の取り組みで、近畿厚生局麻薬取締部の方にお願いして、講演をしていただきました。
「薬物乱用」というタイトルを見られると驚かれる方もいらっしゃると思います。これは本校でそういうことが起こったということではなく、大阪府の私学課からも、毎年、こういう研修の場を持ってもらいたいというご指導をいただいており、それに沿った形で実施しているものです。大阪府は残念ながら、大麻に関して検挙される人の数が多く、人口が大阪よりも500万人ほど多い東京と変わらない検挙者数となっています。また、未成年者の検挙者数も増加しており、学校としても「うちの生徒に限って…」という認識ではおられない状況です。私は大阪私中高連の生徒指導連盟の委員長を仰せつかって2年務めましたが、警察の方からのお話しによると、やはりスマートフォンの普及により、一般人が大麻や他の違法薬物を入手しやすくなったということです。未成年の人でもスマホを持っている限り、同じような状況にあると考えていいでしょう。そして、私が一番気になったのが、薬物で検挙された人に確認すると、そのきっかけは、ほぼ100%、友達に誘われたことだそうです。友達の誘いであっても、具合の悪いことは、きっぱりと断る勇気が必要ですね。それが元で疎遠になるなら、仕方のないことです。