校内でふと目に留まったパンフレット。『地方の国公立大の魅力』というタイトルで、企画・制作は国立大学法人鳥取大学　入学センターです。
　もちろんある大学だけを応援するわけではありませんし、単純に私立大学よりも国公立大学という風に考えてもいませんが、このパンフレットは結構よくできていると思います。関西人は「関西ナショナリスト」的なところがあって、他の場所へなかなか出ていこうとしない傾向が強く、私が担任をしていた時も、「家から通える国公立」に行きたい、と多くの生徒が言っておりました。確かに関西圏には国公立大学が多く、しかも優秀で生徒の人気も高いところが多いので、ある意味恵まれた地域なのですが、その分、家から通えない大学に行くなら私立大学へ、という考えも根強いように思います。しかしながら、どこで何を学ぶかという観点から、様々な大学の情報を手に入れて、自らにとって最もフィットする環境を選ぶのは、生徒にとっては大きなプロジェクトでもあり、時間をかけて考えるに値することだと考えます。
「高校生をもつ保護者の皆さまへ」と、あて先が保護者を想定していますが、お子さんと一緒に目を通されてはいかがかと存じます。学校にはまだ置いてありますし、直接、鳥取大学の入学センターにお問い合わせいただいても結構です。決して鳥取大学だけの宣伝にはなっておらず、進路選択の役に立つパンフレットであると思います。