日本の多くの地域の学校が「休業」（本校では、在宅学習期間と呼んでいます）となり、その状況下でそれぞれの学校・先生方が工夫をしながら、生徒が学びを進めていけるように取り組んでいます。
　本校では、新しい校舎に移って、全館Wi-Fiの環境を整え、昨年度の新入生から全員がコンピュータまたはタブレットを持って学びに取り組んでいます。しかし、オンラインで授業ができたり、双方向のコミュニケーションができたりする環境にあること自体が、「進んでいる」とか「いい学校」であるということの条件であるわけではないと思います。本校の全先生方は、カメラ・マイク付きのノートパソコンに加えてタブレットを学校から貸与されており、今までも様々な工夫をしながら授業の改善を図ってきました。本校が「新教育」と呼んでいるものは、あくまでも「授業改善」の継続的な取り組みであり、何か奇をてらったものであったり、「お遊び」であったりするわけではありません。生徒をより良い学びのプロセスに誘い、私たち教員とともに、成長を続けていく方法を身につけてもらうための取り組みです。そこに注ぐ先生方の情熱と生徒諸君のやる気が合わさることで、成熟した市民を育てる教育が可能になるのだと思います。
　現在、本校の先生方が毎日悪戦苦闘しながら、生徒たちとどのような関りをもって学びのプロセスを進めていこうとしているのか、せめてその一端に触れていただこうとして動画を作りました。下のリンクからご覧になってください。