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言葉の壁を超えて、国際交流を。
刺激を受けて、自らの経験に。
私が今ハマっているのは韓国カルチャーです。父親が好きだったことに影響を受けたのがきっかけで、そこから自分でもいろいろとグループを調べるようになりました。いま一番好きなのは『SEVENTEEN』というアーティストで、他にも食べ物や服、伝統的な家屋などにも興味を持っています。実際に韓国に行ったことはありませんが、1年ほど前から独学で韓国語を学びはじめ、今では日常生活には困らない程度まで身につけることができました。語学の習得に力を入れたのには他にも理由があります。それは学校で行われた「国際交流プログラム」でのこと。去年、約2ヶ月に1度のペースで韓国の高校生とズームで会話をするというイベントがあり、当時、私はまったく韓国語が話せない中で、韓国の生徒たちはとても日本語を上手に話していました。せっかくの交流の機会に、母国語でしか話せなかったことを残念に感じ、自分も頑張ろうと思ったことを覚えています。
学校外では、高校2年生の時から、『吹田市国際交流協会』のボランティア活動に母親と一緒に参加しています。そこでの主な活動内容は、外国にルーツを持つ子どもたちと一緒に勉強をするというもの。最近は海外から日本に来る人がとても多くなっていますが、学校では補助の先生がついていないことも多く、日本語の習得が難しい状況があります。そういった子どもたちと一緒に、学校の勉強をしたり、宿題をしたりするお手伝いをしてきました。参加した当初は、私も日本語以外が分からず、翻訳機を使うなどして苦戦する部分もありましたが、外国の子どもたちの意欲や吸収力に刺激されて、自分にとっても有益な経験になったと感じています。
子どもたちの意欲や吸収力に
刺激されて、自分にとっても
有益な経験になった。


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仲間がいれば、表現も広がる。
夢は大きく、空高く。
私が通っていた中学校は、学区が狭くて生徒が小学校の時からほぼ変わらないこともあり、他校から来る新しい友だちと知り合うという経験がありません。それもあって高校で追手門学院に進学した時には、周りの人とうまくコミュニケーションをとれず、多少の気まずさを感じていました。しかしある程度クラスメートと打ち解けたタイミングで、探究のプロジェクトをチームで進めたり、グループワークを行ったりするうちに、さまざまな意見が飛び交う環境をすごく楽しいと感じるようになります。私はもともと、アイデアを出すのが苦手なタイプで、自分ひとりで考えるといつも同じような表現方法を選びがち。しかしチームで協力することで「こういうデザインがいいんじゃない?」「こういう要素をプラスしてみれば?」とアドバイスをもらえるようになり、自分のアウトプットの幅がどんどんと広がっていきました。
大学で機械工学や航空宇宙工学を学んだ後、飛行機に関係する仕事に就くのが私の夢。父親が飛行機の整備士をしているので、いつからか「私も同じ道に進みたい」と考えるようになりました。ひと口に「機械工学」といっても、扱う領域はさまざま。その中で私が興味を持っているのは飛行機やロボットなどのエンジンの設計です。大学では基礎知識を学び、その後に整備士になるための資格取得に向けた勉強をするなど、いろいろな道筋を視野に入れて、現在は情報収集に努めています。3年生になってからは勉強に集中するために、趣味として続けてきた韓国語や、合唱団の練習などもいったんお休み中。まずは志望している大学に合格し、夢の実現へと近づきつつ、その時にはまた趣味も楽しみたいですね。
アドバイスをもらうようになり
自分のアウトプットの幅が
どんどん広がっていった。

