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2022.10.07 高校 高校 お知らせ

SS 秋田探究旅行4日目

本日はついに最終発表の日!
みんな昨日は就寝時刻ギリギリまで居残りで作業をしていました!きっと今日の朝はかなり眠たかったかと思います。発表準備、お疲れ様でした!

さて、今日は今日は0、2、5、7の付く日に行われる朝市への出店から始まりました!
まずはその朝市出店の様子からご報告します!

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いよいよcultureチームの朝市出店の日を迎えました。都合あって、当初の予定から1時間遅れての開始となり、他の出店者の方がそろそろ店じまいを始めようとする中で活動を行いました。プラ板で作るビッグネームタグのプレゼント、出店の出張お手伝いを通して、朝市通りにいらっしゃる方々とのコミュニケーションをテーマに、①若者を朝市へ呼び込むこと、②お年寄りと若者をつなぐこと、③520年以上続く朝市の伝統を守ること、を目指しました。

生徒たちの声かけの甲斐もあり、温かな五城目の方々がcultureチームの店「いこいいの場」に次々と集まってくださったおかげで、様々に交流することができました。予定していたビッグネームタグは全てそれぞれのお名前を書いた交流の記念として受け取っていただきました。

今回のプロジェクトは、相手のニーズに応えることや「価値を創造する」ことの難しさを実感する体験の連続でしたが、それにより生徒たちがそれぞれに自身の学びを深める4日間でした。この体験を彼らはきっと今後に活かしてくれると思います。

そして午後からはいよいよ全チーム最終発表会!
それぞれ発表順に内容をご紹介します。

1. Education
「越える学校」として改築された五城目小学校。そこに通う小学生が地域住民といかに有機的に交流し、学校という垣根を越えることのできるためにはどうすれば良いか。について考えました。
小学生に笑顔になってほしい。健やかに成長してほしい。地域に住むおじいちゃんおばあちゃんにも小学校に気軽に来れる仕組み、そんなものを作るには何をしたらいいか。大阪から来た自分たちにこそできる提案とは何なのか。自分たちのアイデンティティを「学校で受けている探究授業」と定めました。
小学生を対象としたゲーム性のあるものとして「スカベンジャーハント(借り物競走)」の要素を取り入れた授業を考案し、アウトプット手法として「寸劇」を採用しました。

2. Art
大阪から五城目に来て自分たちが感じたことを「絵本」にまとめました。1人1ページ作成を担当し、大阪のキャラとして追手門学院のキャラクター「おうてもんくん」、五城目町のキャラとして「だまこちゃん」を登場人物にしたストーリーでした。読んでもらった人が最後のページに感想を記入できるページも用意し、読者参加型の作品となりました。アイデア実作の時間が短かったものの、みんなで協力して見事作成しました!すごい!

3. Economy
ポコポコキッチンの仕組みを学び、経済とは一体何なのか。私たちが目指している幸せとはどういうことなのか。ただ経済について考えるのではなく、生き方にまで考えが及び、非常に深い議論となりました。
発表内容は、秋田と大阪をオンラインで結び、それぞれ地元の子どもたちを呼んでクリスマス会を実施するというもの。ポコポコキッチンでの取り組みに賛同してもらえる人たちに、お裾分けでいただいた野菜を使った料理やお互いの出し物を楽しむ。そのための招待状もデザインしました!

4. Culture
行程2日目で訪れた朝市で感じたことを元に、大阪から来た高校生としていかに朝市に貢献できるか、それぞれがしっかり丁寧に考えました。朝市の存在意義を、ただの物とお金のやり取りの場ではなくコミュニケーションの場としての重要性に着眼し、何かを売るのではなく地元のおじいちゃんおばあちゃんといかに交流できるか、を達成する出店を目指しました。
結果としてプラ板を使ってネームプレートを作成してもらうことと、朝市での見習いとして出張何でも屋として貢献することで出店をしました。(もちろん代金は一切いただいていません)

発表では、出店経験から感じたことを自分たちの素直な言葉で率直な気持ちを丁寧に伝えてくれました。五城目の古くからある文化を外から見るだけでなく、その文化の当事者として浸ることで朝市の魅力はもちろん、どうしたらもっと盛り上げられるかを本気で考えることができました。