１学期の終業式を行いました。
　対面で行いたかったのですが、生徒数が増え、一堂に会するとあまりにも窮屈なので、オンラインで各教室にて実施しました。
　私からは、「悪」について。学校では、「善」については話しても、悪について話すことはほとんどありません。しかしながら、近年の「闇バイト」や「薬物」等の話題に、「うちの子に限って」と思いたいものの、そうは言っていられないとの思いから、夏休みに入る前に生徒の皆さんに話をしました。また、「悪」に巻き込まれるだけではなく、自ら悪をなすこともあります。私たちの中には悪の芽のようなものが存在し、心や体が弱ったときに、その芽が大きくなってしまうことがあります。中高生の生活に失敗はつきものですし、何かチャレンジをしたことの表れとしての失敗もあり、そのことについては大いに結構なことだと思います。しかしながら、卒業生の方が講演で話されていたように、親や教師の力をもってしても守ることができないような失敗はしてはならない、ということは心に留めておいていただきたいと思います。
　終業式ではさらに、「トビタテ！留学JAPAN」のプログラムに選ばれて、すでに台湾で活動している女子生徒からオンラインで活動の様子を報告してもらい、また、Stanford e-Japan（スタンフォード大学が日本の高校生を対象にして開講しているオール・イングリッシュでのオンライン講座）に選ばれて取り組んでいる女子生徒の報告もありました。これらの取り組みについては、HPのトピックスで詳しい記事を投稿しておりますので、そちらをご覧になってください。
　せっかくの夏休み、誰かに指示されて動くのではなく、生徒の皆さん一人ひとりが過ごし方をデザインして、普段にはできないことにチャレンジしてみてください。