校長ブログ

校長 木内 淳詞 Junji Kiuchi

2020.10.22

読書の習慣

 中学3年生の朝の読書の時間の様子です。担任の先生も生徒と一緒に読書をしています。教室を澄んだ空気が包んでいます。
 子供に勉強してほしければ、親が勉強している姿を見せればよい、と言われます。読書も同様だと思います。私たちが大人が本を読まないのに、子どもたちが本を読むことはないでしょう。朝読書の時間に担任の先生が生徒と共に読書しているのはとても良いことだと思います。
 私事になりますが、私の父は本をよく読んでいました。亡くなった父に私が一番感謝しているのは、読書の習慣を身につけるように導いてくれたことです。たくさん読めばいいというわけではありませんが、帰宅してから就寝までの時間を活用して読書をし、だいたい月に10冊ぐらいのペースで読書をします。今生きている人だけではなく、もうこの世を去った人たちとも「対話」ができる読書は、私にとって仕事でもあり、生活そのものでもあります。生徒たちもこの朝読書の時間に限らず、生涯にわたって読書の時間を生活の中に組み込んでほしいものです。