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小学3年からラグビー漬けの日々。
今は高校日本一と、日本代表入りが目標。
私がラグビーを始めたのは、小学3年生の時。姉の友人の弟が地元のラグビーチームに入っていて、そこに誘われたのがきっかけです。しかし当時そのチームには女の子はいません。私と姉、そして姉の友人がはじめての女子メンバーとなり、中学までそのチームでラグビーを続けました。中学校では部活として毎日バスケもしていて、ラグビーチームは土日に、さらに火曜日と金曜日は社会人のラグビーチームに参加する生活。そんな中で、追手門への進学を決めたのは、もちろんラグビーを頑張りながらも、勉強もおろそかにしたくないという思いを実現できる学校だと感じたからです。また現在ラグビー女子日本代表で活躍している選手が追手門出身だったということも理由のひとつとなりました。その選手と同じユニフォームを来てプレーしたいという思いが叶い、今はとても充実した毎日を送れていると思います。
私たち追手門学院の女子ラグビー部が掲げている目標は、日本一の高校になること。現在は関東の学校が1位なのですが、私たちとの差はアタックのレベルにあると思います。後は一人ひとりのアタックのスキルを磨くことが今後の課題です。個人としての目標は、U18の日本代表に選ばれること。毎年2月に開催される国際大会に向けて、毎月全国から候補選手が選ばれる合宿があるのですが、私は今年の1月にはじめて選ばれて、5月にも参加させてもらえました。そこに集まるのは全国から選ばれたメンバーなので、強くて上手い選手ばかり。その中でも抜き出た存在になるように、技術面はもちろん、部活動や朝練習のウェイトトレーニングで自分を追い込み、また休日も走り込みを続けています。そのおかげもあってか、先日のU18アカデミー合宿では、シャトルランを休憩なしで走る「ブロンコテスト」で、歴代一位の記録を出すことができました。今後も選ばれ続けるように頑張っていきたいですね。
U18アカデミー合宿では、
「ブロンコテスト」で、歴代一位の
記録を出すことができた


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寮生活の寂しさを乗り越え、
やるべきことをやり、理想の未来へ。
私の家があるのは福井県で、毎日追手門まで登校するのが大変ということもあり、寮生活を送っています。朝ご飯と夜ご飯は寮母さんがつくってくれるのでそれを食べていますが、学校へ持って行くお弁当は自分でつくる生活。洗濯も自分でしていますが、それ以外の時間は、電話をしたり、YouTubeを見たりしながら過ごしています。私がいるのは、追手門以外の高校生や大学生もいる寮。家族と離れて暮らすのは寂しくないといえば嘘になりますが、友人と家族とは頻繁に電話をしていますし、試合がある日は家族が応援に来てくれて、そのまま一緒に実家に帰ることもあるので、それほどホームシックになることもなく過ごすことができています。
高校を卒業した後は、女子ラグビー部のある大学に進学し、さらにラグビーに打ち込む予定です。その上で体育の教員免許の取得も考えています。そして選手としての目標は、もちろん日本代表に選ばれること。ラグビーでもっとも栄誉のある大会はオリンピックなので、2032年にブリスベンで開催されるオリンピックの出場を目指しています。そんな壮大な夢に向かって、毎日のラグビーの練習やトレーニング、勉強、寮生活……と、今やるべきことはたくさんあって、休んでいる暇はありません。そのすべてが自分の力となり、描いた理想につながると信じて、これまで以上に努力を続けていきたいですね。
すべてが自分の力となり
描いた理想につながると信じて
努力を続けたい

