お知らせ

2021.11.30 中学 高校 お知らせ

六年一貫生 夢の実現に向けて

六年一貫生 夢の実現に向けて

小さいころからの夢の実現に向けて大きな一歩を踏み出した生徒がいます。
JR東海に就職が決まった六年一貫生の生徒に早速インタビューをしました。

Q:JR東海にいこうと思ったきっかけは?
A:小さいころから新幹線が好きで、運転士に憧れていたからです。新幹線は一番早い乗り物ですし、1回で多くの人たちを運ぶことができるところにも魅力を感じていました。

Q:進路を決めるにあたっての難しさはありましたか?
A:大学進学と就職とどちらにするかとても悩みました。

実は、新幹線の運転士は、高卒でないとなれないんです。最初はそれを知らず、大学進学を考えていました。高卒でなければ運転士になれないと知り、一旦は運転士になりたいという夢をあきらめて、教員を目指そうと思っていました。でも、先生から「小さいころからの夢を本当に諦めていいんか?」と言われ、また悩みました(笑)

先生からの言葉を受けて、やっぱり諦めたくないと思い、高卒で運転士を目指そうと思いました。

Q:採用試験を受けるためにどんなことをしましたか?
A:まずは求人票を学校に送ってもらわないといけないので、進路指導の先生に依頼をしました。

コロナの影響で求人自体が少なくなっていることや、運転士の求人を普通科の高校でもらえることはあまりないと聞いていたので、求人票が届いた時はうれしかったです。

Q:採用試験はどんな感じでしたか?
A:筆記試験・個人面接・グループディスカッションでした。筆記試験は、追手門に過去の受験者がいないので、対策ができずとても緊張しました。

面接は、学校で練習をしっかりしたので、当日もそれほど緊張することなく受けることができました。

面接では、「どうして中学受験をしたんですか?」と聞かれ、「新幹線の運転士になるという夢を叶えるためです」と自信を持って伝えました。面接官の方も「なるほど!」と頷いてくれたのでうれしかったです。

グループディスカッションは、特に対策をしませんでしたが、中・高の生活の中でグループ学習をする機会が多かったので、不安はありませんでした。一緒に受けた仲間とも「楽しもうな!」と声を掛け合って臨みました。僕は、タイムキーパーをしようと最初から決めていました。中・高でグループ学習には慣れていましたし、新幹線の運転士にとって時刻表通りに運転をするというのは大切なことなので、アピールできると思ったからです。20分という制限時間の中で、時間を見ながらみんなに声掛けをしながら、時間通り終えることができました。

Q:就職が決まって周りの反応はどうでした?
A:最初は、みんな大学入試に向けて頑張っているしと思って、みんなには伝えていませんでした。1カ月くらいしてからみんなにも伝わったのですが、「ホンマにおめでとう!」と想像以上に祝ってくれてうれしかったです。

Q:自分の進路選択に迷いはありませんか?
A:ありません。みんなが大学進学を目指す中で、不安に思った時期もありましたが、「小さいころからの夢を叶える」という目標に向かって進むことができているので、今は期待のほうが大きいです。

Q:6年間の一番の思い出を教えてください。
A:中学3年の時に行ったニュージーランドの修学旅行です。ホームステイをしたのですが、ステイ先の家族と日常会話をするという経験で、それまで苦手だと持っていた英語が好きになりました。

Q:後輩へのメッセージをどうぞ!
A:何か夢を見つけたら、なぜのその夢を目指したいのか、その夢じゃないといけないのかなど一度よく考えてみてください。そうすると、夢に向かって何をすべきか、そのために何が必要か見えてくると思います。そして、それが面接などで役に立ちます!!

教員から一言!

大学進学と迷っている彼に、「自分の夢を大事に」という話をしました。これから、楽しいことばかりではなく辛いこともたくさんあると思います。でも、周りに流されるのではなく、自分の選択を信じて進んで欲しいですね。応援しています!頑張れ!!