School Topics

2018.09.16

表現コミュニケーションコース3期生 芸術による社会包摂リサーチ実習

大阪市西成区へ 芸術が社会にできること 

1年2年と「自分を表現すること」や「違いを超えて人と人とがつながる」ことについて学んできた表現コミュニケーションコース生たち。
3年生の学びは、これまで学んできたことを社会にどうやって活かしていくかを考えることです。

今回は大阪市西成区で、芸術による社会包摂活動をしている上田假奈代さんの活動を見学させていただきました。

実習に行く前に上田假奈代さんとホームレス経験者の伊藤裕彰さんにご来校いただき、上田さんがこの活動を始めたきっかけや、伊藤さんのホームレス経験などについてお話を伺いました。
その後は合作俳句を行いました。
五・七・五の3行をそれぞれ別の人が詠んで、3人で一つの俳句を作るというものです。
「一人で詠むと気持ちを表現するのが恥ずかしいと思うけど、自分だけじゃないと思うと素直に表現できました。」と生徒たち。

7月24日 ダンサー 中西ちさとさんの「ラジオダンス」8月5日現代美術家 藤井光さんの「釜ヶ崎と記憶」の2講座に別れて参加しました。
講座の後は西成の街歩きをして、街の様子を見せていただきました。

通りの向こうにあべのハルカスが聳え立っていて、複雑な気持ちになりました。

かつて日雇労働者の街だった釜ヶ崎も、おっちゃんたちが高齢化して生活保護を受けるようになり、また、外国人旅行者が安い宿泊施設を求めて訪れるようになり、街がどんどん変わっていると上田さんはおっしゃっていました。

夏休みが明けて二学期になってから、実習のふり返りをしました。

西成に行って自分たちが感じたこと、考えたことをグループで話し合いました。
釜ヶ崎の歴史や時代背景、経済との関係など、知らないことは調べ学習をしながら、ポスターを作成しました。

社会にあるたくさんの複雑な問題。
自分たちに直接できることは少ないかもしれないけれど、まずは知ることから始めたい。
社会にはいろいろな状況を抱えている人がいる。そういう人たちの気持ちを想像することを忘れないようにしたい。
ひとり一人の違う価値観、願いや祈りはそれを超えて人と人とをつなぐことができる。
願いや祈りが芸術の源だとすると、芸術が社会にできることがたくさんあるはず。
そのことを考えていきたい。
たくさんの学びが共有できた、素晴らしいポスターセッションでした。