School Topics

2022.11.04

【高1】歴史総合の授業実践!(前編)

テーマは世界恐慌

今回は、高校1年生の歴史総合の授業実践例を紹介したいと思います。
前編では、日本の政党政治の対立を切り口に世界恐慌について考える実践例を紹介しいきます。

世界恐慌は、様々な方面で大きな影響を与えています。ただ世界恐慌についての事実を教えるのではなく、どうしてそのような政策を取ったのか、その背景まで詳しく考えることが大切です。

日本の政党対立から考える世界恐慌

世界恐慌時、日本では浜口雄幸内閣と犬養毅内閣が成立していました。この二つの内閣は真逆の政策をおこなっているのですが、それはなぜでしょうか?

日本が、金本位制から離脱することで、経済や社会にどのような影響を与えるのでしょうか?そうした教師からの問いかけに対して、生徒たちは協力しながら、教科書を読み解き、自分自身でノートにまとめます。

そうすると生徒たちは、円安だと輸出に有利?不利?といった意見や、円高だとどうしてデフレーションになるの?といった、事実だけでなく、どうしてそうなるのかというさらに深い学びを考えるようになりました。

歴史総合では、単なる知識を教えるのではく、どうしてそうなるのかといった概念を考える時間を重要視しています。生徒たちも話し合いの中で「なぜ」という言葉をよく話すようになってきたと思います!

後編では、経済に焦点を当てた授業を紹介していきます。

(社会科)