School Topics

2022.11.04

【高1】歴史総合の授業実践!(後編)

株価の高騰を抑えるには?

後編では、経済を焦点に当てて世界恐慌を考える実践例を紹介していきます。

世界恐慌の始まりであるアメリカの株価暴落。当時アメリカの株価が高騰していた要因は何なのか?株価の高騰に対し、政府はどのような政策をとるのか。
現代の経済にもつながる視点をもとに当時のアメリカ社会について考えます。

経済と国家はどう結びつくのか?

世界恐慌以前の国家は、経済に対して極力介入しないことが理想とされていました。
しかし世界恐慌を踏まえ、20世紀になると国家は積極的に介入するようになります。その代表がアメリカの「ニューディール政策」です。
国家が経済に介入することのメリット、デメリットは何か?逆に国家が介入しないことのメリット、デメリットは何か?生徒たちは経済的な視点から、当時の世界の国家の政策を読み解いていました。

今回のテーマは生徒たちにとって馴染みのないものです。しかし現代社会も、国家と経済のあり方は変化しています。このようなことを考えることで、変化することが当たり前の世の中を、柔軟に対応できるようになってくれればと思います。

今回紹介した先生方は、ジグソー法を用いたグループディスカッションを積極的におこなっていました。またGoogle Meetで生徒たちとスライドを共有し、すぐにコミュニケーションをとることができるような工夫も見られました。

歴史総合では、授業の中で、多くの人と触れ合い、多様な価値観に触れることで、自身の選択肢を多く持ってくれるようになってくれればと思っています。

(社会科)