School Topics

2022.07.04

【探究】生徒取材記事

好きなことや続けていること、過去の体験。そのすべてが将来へとつながっていく。

他人とは本音で。自分にも嘘をつかない。

探究の授業は私にとって、非常に大切な時間です。その理由は、周りの人たちとのコミュニケーションが重要視され、また自分と向き合う時間があるから。そもそも私は狭く・深い友人関係が心地よく感じる性格です。しかしそうやって付き合っている友達でさえ、例えば「好きな色」とか「得意なこと」を知らない場合があります。「理解しているようで、実はわかっていない」といった“見えない壁”をつくらないために、本音で話し合える関係づくりを心がけるようになりました。リフレクションでは、その日に思ったことや感じたことを、自分に嘘をつくことなく正直に振り返っています。そのおかげで「私ってこんな性格も持っているんだ」と新しい発見がありますよ。

私には建築家や書道の先生、そして小説家と、いくつかの将来像があります。本当の理想は小説家になること。だから大学進学後もコンテストの応募は続けます。「建築家になりたい」という気持ちも本物です。きっかけは小学校の頃、自分が通っていた保育園が建て替えられる過程を見たこと。「こんな風に建物ができていくんだ。とても面白い!」とワクワクしたのを今でも覚えています。また書道の先生もずっと続けてきたことの延長線上にあり、人に何かを教えることが好きな自分に適しているかもしれません。今はまだどれかひとつにはしぼれませんが、小説も建築の勉強も習い事も、このまま継続していきたいですね。