School Topics

2021.09.28

【高2】探究 Most Likely to Succeed

学校プロジェクト

今回は、新しいプロジェクトの導入として“Most Likely to Succeed”を視聴し、自由に振り返りをしてもらいました。これはIdeas worth sharingだと思い今に至ります。単純に高校生がどう感じ、何を考えるのか。子どもたちと一緒に教育を考える機会に感謝!!!

それでは早速見ていきましょう。

リフレクション1

今の学校の形式が、元々は工場のために作られたことを初めて知った。動画を見て、今まで自分が持っていた学校への考え方が、狭かったんだなと実感した。普段学校で感じていた息苦しさというものの原因がこの動画を通じて少しだけつかめたかもしれない。それと、何かに対して深い理解をしていく楽しさというものが、自分はちょっとだけわかる。学校で受ける教科だって、深い理解を大切に学んでいけば、それはつまらないものではなくなると思う。

自分の所属している「学校」という組織だから多角的に見ることは一人では難しい。だけど、枠を飛び出して考えようとしていたからこそ、閉塞感を感じたのだろうし、ドキュメンタリーの提示していた課題意識に共感することができたのだと思う。とても素敵な姿勢ですね。その上で今の教科を否定するわけではなく、より意義深いものにしていくための思考が始まっていて、この人の描く未来の教育が楽しみだなと、そう思わせてくれるリフレクションでした。

リフレクション2

1人の女の子が前に立ってしゃべっていて、先生が自分の短所はなにかと問いかけた時に、堂々と「内気なところです。自信をもってしゃべりたいです」みたいなことを言っていたけど、自分からしたら自分の短所をみんなの前で堂々と言っていたから、全然内気な感じは見て取れなかった。自信をもってしゃべってるように自分の目に映ったから、第三者が見たらそこまでの短所じゃないのかもなと思った。あと、みんな大学、大学ってめっちゃ言ってたけど、具体的に大学でこれを学びたい!みたいなことにはあまり触れられていなかったから、「なんのためにみんな大学行きたい!って言ってんねやろ」って不思議だった。別に学びたいことが特別ないのであればしんどい思いをして受験して行く必要なくない?って思った。大学、大学って言われるのはやっぱり世界共通なのかな?って思ったけど、さっさとその風潮なくなれば良いのにって思った。あと、面談?みたいなシーンでお母さんが先生に「やっぱり私は普通に勉強してほしいです。息子に将来の選択肢を狭めてほしくはない。」みたいなこと言っていて、それ決めるのは息子やろ。って思った。

たくさんの先生、生徒、保護者。教育のステークホルダーは多く複雑に絡み合っていることを無意識に感じ取ったのかなと思います。自分から見る「自分自身」の不完全さを認識しつつも自分自身で決断をして道を切り開いていきたいという思いが伝わってくる、とても人間らしい温度と湿度を感じるリフレクションでした。どんなに個人の意思を尊重すると謳ったところで大学は前提と捉えてしまっているような、今のある意味いびつささえ感じるような教育に切り込んでいてハッとさせられました。

これらのリフレクションを読みながら未来を見据える探究Designer、Sota先生

探究科主任
たいそん(池谷陽平)